健康エッセイ10月号(掲載日2001年9月5日) 小児科へ戻る |
【生活習慣病(成人病)の予防はこどものころから】 以前使われていた成人病という言葉は、まだなじみがないかもしれませんが 生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)に呼び名が変わっています。 高血圧、糖尿病、動脈硬化などがあります。 それらの病気の予防はこどものころから、ということがさかんに叫ばれています。 実際、インターネットで調べてみると千件以上も出てきました。 生活習慣病の原因の一つとして肥満(太りすぎ)ということが大きな問題になっています。 肥満の予防には食事など良い生活習慣をつけることが大切ですが、 保育園・幼稚園に上がる前の子どもさんをもつお家の方に気をつけてほしいことは、 次の三つです。 1.朝ごはんをしっかり食べさせる。 2.薄味でバランスのとれた食事を、よくかんでゆっくり楽しく食べさせる。 3.外でよく遊ばせる。 今回は、良い生活習慣のうち、まずつけてほしい習慣、 朝ごはんをしっかり食べることについて説明します。 【朝ごはんが、なぜ体に良いのか?】 人間は午前中活動するエネルギーのもとは朝ごはんから具合良くとれるように、 体のしくみができています。 前の日に晩ごはんでいくら栄養をとっても、 寝ている間にかなり体の中にたくわえられてしまい、 翌日のエネルギーにはなりにくいのです。 もし朝ごはんを食べないと、どうしても晩ごはんの量が増えます。 さらに、晩ごはんの後、何か口に入れる習慣をつけてしまうと、肥満の原因にもなります。 【朝ごはんには、どんなものが良いか?】 勉強したり遊んだり、考えるときに使う脳にとっていちばん大事なエネルギーは、 糖質(とうしつ=炭水化物(ごはん,パン,うどん,スパゲッティー,コーンフレークなど)のこと) =でんぷん質です。だから、必ずこれらのうちどれかをメインにします。 【朝、どうしても忙しいとき‥‥】 コーンフレークにバナナをのせて牛乳をかけるだけでも、 ある程度バランスは良いと言われています。 【ポイント】 ・朝ごはんは、午前中の大切なエネルギー源。 ・糖質を必ず入れる。 ※朝ごはんの大切さがわかり、それを小さいころから習慣となるようにすれば、 それは自然と生活習慣病(成人病)の予防にもなっていると思います。 |
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