健康エッセイ9月号(掲載日2002年8月28日) 小児科へ戻る |
[ぜんそく ー家庭でのケアのポイントー] ●ぜんそくは、よく見られる病気 ぜんそくは、大人も含めると全人口の約3%にみられます。 松前町だと、およそ900人。けっこう多いですネ。 ●子どものぜんそく 子どもで起こる子は、1-2歳頃から始まります。 そして、主に何らかのアレルギーが元で、気管支が腫れ、呼吸がしにくくなり、 息の通り道がゼーゼーいうわけです。 こういう状態を、ぜんそくの発作といいます。 ●もし、ぜんそくの発作が起こったら‥‥。 たいてい、あわてて病院へ駆け込むと思います。 そして、吸入,場合によって点滴など。 発作がそれほど重くないときは、おさまって家へ帰れます。 あー、やれやれ、と思っていても、ご用心! ●発作がおさまっているとき ぜんそくという病気は、発作のときだけでなく、発作がおさまっているときも、 気管支の粘膜が荒れて発作が起こりやすくなっています。 一見、元気そうに見える、発作がおさまっている時期。 ここに、家庭でのケアのポイントがあります。 ぜんそくに限らず、アレルギーの病気一般にいえることです。 ●アレルギーと生活習慣 日常の生活習慣を見直すだけでも、かなりの効果があります。 それはズバリ、規則正しい生活と十分な睡眠です。 これを具体的にいうと‥‥ 1.ぐっすり眠りに入れる。 人間は、主に睡眠中、体の中で副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンというものを出します。 そのホルモンの重要な作用の一つに、アレルギーを抑える働きがあります。 (アレルギー患者では、このホルモンの出が十分でありません。) しかも、このホルモンはぐっすり眠ればそれだけ十分適量出るようになっています。 出過ぎることは、ありません。 ▼ぐっすり眠りに入るためには‥‥ ・枕や布団など アレルギーの元になりやすい、ほこり(ハウスダスト),ダニの死骸などをできるだけ減らすように、 乾燥,清潔を心がける。 ・寝る前に、テレビやテレビゲームで興奮しない。 ・寝る部屋が、静かで十分暗いこと。 2.子どもらしい活動を、明るいうちにやる。夜は早く寝る。ストレスを少なく。 3.食習慣を見直す。 食品添加物の入っているものを避ける。(手作りがいちばん!) ●水分補給 タンが切れやすくなるために、水分は多めにとりましょう。 |
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