健康エッセイ集2002年版
健康エッセイ12月号(掲載日2002年11月27日)      小児科へ戻る
[マスク ー効果のあるとき、そうでもないときー]

マスク ーどんなとき使っているか?−

 マスク というと、風邪でゴホンゴホン,鼻水シュ-ンシュ-ンを人にうつさないため、
あるいは風邪をひいてなくても、人からうつされないようにするため、つけている人もいます。

また、「マスクをつけていると、風邪をひきにくい。」という人も。

さて、どういう使い方が正しいのでしょうか?

今月は、風邪のシーズンを前にして、マスクの効果をみてみたいと思います。

              □
マスクの網目の大きさと、風邪ウイルスの大きさを比べて‥‥

<網目の大きさ>
普通のマスク:100ミクロン(1ミクロン=1mmの1000分の1)

<風邪ウイルスの大きさ>
インフルエンザウイルス:0.08-0.12ミクロン

ということは、風邪のウイルスは簡単にマスクの網目を通ってしまい、
マスクの効果がまったくないのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。

当健康エッセイホームページ 2001年度1月号で書いたように、
風邪は大きく二つに分けられます。
そして、それぞれウイルスの伝わり方が違うのです。
どんな伝わり方をするかというと‥‥

1.普通の風邪:セキ,鼻水,くしゃみなどを直接手でさわり、
それが鼻や口から入ることによってうつる。=接触感染といいます。
2.インフルエンザ:インフルエンザにかかっている人のそばにいて、セキやくしゃみなどをされると、
それだけで空気に乗ってうつってしまう。=空気感染といいます。

→セキやくしゃみで、ウイルスがマスクを通過してしまうので、
インフルエンザのときはマスクの効果が今一つということになります。
しかし、普通の風邪のときは、ウイルスを含んだ分泌物(鼻水など)をまきちらさないようにするため、
マスクはかなり有効です。

なお、インフルエンザが流行しているとき、鼻と口の両方をしっかりおおったマスクは、
鼻やのどの粘膜の乾燥を防ぎ、主に予防において少し有効です。

風邪のときのマスク

1.普通の風邪のとき:まずまず有効
2.インフルエンザのとき:人にうつさないようにすることはできないが、予防にはちょっぴり役立つ。

※風邪のとき、マスクへの過信は禁物です!
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