健康エッセイ集2002年版
健康エッセイ3月号(掲載日2003年2月25日)     小児科へ戻る
[お薬の有効な保管の仕方]

お薬をおいておく、ことはよいことなのか?

 町の薬局で買った薬,病院でもらった薬、余ると「いざというとき、
何となく役に立ちそうで」捨てるのはもったいないかな、と思った方も多いと思います。

確かに、「薬はナマモノ」、症状毎に新しく薬を出すのがよいという考え方の人もいます。


ですが、昔から富山の置き薬の風習もあるように、適切な保管環境と使用期限を守っていれば、
家庭でも上手に薬を保管しておくことができます。

そうすると、いざというときも安心です。

薬の保管

大敵なのは‥‥

高温
多湿
バイ菌

<適切なところは?>
暗所:涼しく暗いところ

救急箱など薬を保管するところに、乾燥剤を。

シロップ薬,目薬,坐薬など:冷庫へ
(冷凍庫は、薬が固まって変質してしまうのでダメ)
粉薬,カプセル,錠剤など:冷蔵庫は、取り出すとき、結露でかえって湿気をおびやすく、不適。
→冷暗所へ

未開封の薬:(使用期限がわからなければ)だいたい、手元に置いてから6カ月間有効とみておく。
(目薬は1カ月)

ただし‥‥
いったん調合された可能性がある、粉薬やシロップ薬は、指示された期間を過ぎたら使わない。
※※日常よく起こるケガや病気には、常備薬が活躍する。
  ところが診断がはっきりしないとき、家に置く薬を使うのは、保存が少し効くといっても、
  体の症状が中くらいまでで、あくまで、交通手段や時間帯などで病院や薬局にも行けない
  状態のときだけにしたほうがよい。
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