健康エッセイ集2003年版
健康エッセイ7月号(掲載日2003年7月4日)     小児科へ戻る
 もうすぐ、本格的な夏がやってきます。
夏といえば、連想されるのが。子どもの額に光る汗って、健康的ですね。

ということで、今月は子どもと汗というテーマでお話したいと思います。

[子どもと汗]
汗をかくと‥‥

 体の中にたまった熱を、発散することができます。夏場の打ち水のような感じで、
汗が蒸発するとき皮膚から熱を奪うわけです。
人間は、自分の体温を一定にしようとします。
ですから、この「汗をかく」ということは、たいへんよくできた仕組みといえます。

汗をコントロールしているのは‥‥

 皮膚の中にある、汗を作っている汗腺(かんせん)という器官がコントロールしています。
さらに、汗腺が作る汗の量は、
脳とつながっている自律神経というもので決められているのです。

自分が意識することなしに、体をうまく維持するための、
脳からの命令を伝えるのが、自律神経。

例)内臓の動き,血圧なども、この自律神経によって制御されています。

汗腺の数は‥‥

 3歳までに、どれだけ暑い思いをしたかによって決まります。
つまり、熱帯の人たちの汗腺の数は多く、
逆に、寒い国の人たちには少ない、という傾向があるのです。

最近の日本は、温帯といっても夏場は亜熱帯に近い気候になります。
体温調節しやすくするためには、ある程度汗腺の数は多いほうがいいでしょう。

エアコンの普及

 近頃、屋内は、夏場エアコンの効いていることが半ば当たり前になっています。
涼しいところにばかりいると、小さな子どもでは汗腺の数が増えません。
また、子どもでも大人でも、
汗腺の機能をコントロールしている自律神経を鍛えることができないのです。

ただし、エアコンを使うことが100%悪い、というわけではありません。
暑くて不快なときや、病気などで涼しくしたほうがよいときは、エアコンを上手に使って下さい。

子どもは、なぜよく汗をかくのか?

 「大人より平熱が0.5℃近く高い,新陳代謝が活発,よく動く」ことなど、体の中で熱が
生まれる条件がたくさんあり、それらを発散させるためです。

だから、子どもがよく汗をかくことは、ごく自然なことなのです。汗っかきは健康な証拠、
着替え・こまめな水分補給(お茶,イオン飲料など)をお忘れなく!

1日1回は、外に出て汗をかく!

 汗腺の数を増やすという意味で、特に3歳以下の子どもさんで大切です。

赤ちゃんは、紫外線が弱まる朝または夕方にベビーカーで散歩させるのがよいでしょう。
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