健康エッセイ1月号(掲載日2005年12月30日) 小児科へ戻る |
子どもの皮膚トラブル ー冬の特徴ー ●大人も子どもも、皮膚が乾燥するとトラブルの元に そうなると、皮膚が無防備状態になって 湿疹や しもやけなどが出来やすいのです。 子どもの皮膚は乾燥しやすい 皮膚を乾燥から守る「皮脂腺(ひしせん)」と呼ばれる皮膚組織の一部が活動して 皮膚の油分を補給します。 この「皮脂腺」のコントロールは、性ホルモンによってなされています。 通常性ホルモンは思春期以降に分泌されるけれど、 生まれて三ヶ月目までの赤ちゃんはお母さんの体からの影響が残っていて 「皮脂腺」の活動は活発なのです。 ということで、生後三ヶ月から思春期が始まる中学生くらいまでは、 皮膚に油分を供給する「皮脂腺」の働きが未熟で皮膚も乾燥しやすいのです。 ですから、小さな子どもさんは 冬の乾燥するこの時期、 多かれ少なかれ皮膚は乾燥状態になっているはずです。 そういえば、私も子どもの頃 毎年冬になると しもやけに悩まされたけれど、 高校生ではピタッとなくなった覚えがあります。 このように、多くの 冬の皮膚乾燥によるトラブルは 年齢ととも次第に自然に減っていくものではあります。 それでも、皮膚が乾燥しやすいときのケアは大切です。 乾燥しやすい皮膚の手入れ ポイント ・清潔 低刺激性=皮脂までも強く洗い流さないの石鹸で洗い、後よくゆすぐ。 汗をふくときは、できれば絞った濡れタオルで。 ←乾いたタオルでゴシゴシふくと、皮脂まで取り去ってしまう。 ・油分の補充 お風呂上がりに保湿剤をまんべんに塗る。(保湿剤=皮膚の油分と思って下さい。) ・かゆみ対策 ←湿疹などがなかなか良くならないとき、これを強化してみて下さい。 油分の補充 皮膚に油分が少なくなると、かゆみを引き起こします。 爪の手入れ →湿疹などは爪で引っかくことで悪化することが多いので、重要です! |
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