健康エッセイ7月号(掲載日2002年6月30日) 小児科へ戻る |
これから、梅雨が終わって、本格的に暑い夏がやってきます。 今月と来月は、その暑さとたいへん関連のあるからだの水分量についてお話します。 今月は、からだの中での"水"が足りなくなったらどうなるか、 年齢によりからだに占める水分の割合が違ってくること、についてです。 ●水が足りないと‥‥ たとえば、風邪で熱が出たとき、からだの中で水が足りないとどうなるでしょう? もちろん、脱水症=水が足らない状態(来月の健康エッセイで詳しくお話します。)の ことは考えなければいけません。 体の抵抗力(=免疫)の面では‥‥ 熱は、からだが風邪のウイルスと闘っていることの証拠ですが、 ウイルスと直接闘うのは人間のからだに自然に備わっている、抵抗力です。 その抵抗力を担当している細胞は、血液中にあって血液の流れで全身をまわっていて、 ウイルスの攻撃を受けたところに集まってきます。 もし、水が足りないと、血液がドロドロになって、 それら抵抗力をになう細胞が運ばれにくくなってしまいます。 ●年齢によるからだに占める水分の割合の変化 赤ちゃん 80% こども 70% おとな 60% 老人 55% #人間の体は、これらの割合を各年齢ごとに一定に保つ仕組みがあります。 赤ちゃんや子どもの肌がみずみずしいのは、皮膚が薄いこともありますが、 おとなより水分の割合が多いからです。 |
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