健康エッセイ12月号(掲載日2004年1月08日) 小児科へ戻る |
[善玉ストレスと幸せホルモン] ●幸せホルモンとは? 体の中で分泌されるホルモンのうち、一言で言うと、癒し系ホルモンです。 セロトニンホルモンという名前がつけられています。 脳の中心部から分泌され、脳細胞の間を行ったりきたり。 このホルモンは、 1.気持ちがゆったり落ち着いているとき や、 2.何かで充実感が得られたとき など、何とも言えない幸せな気分にさせてくれます。 このうち 2番について、先月(2003年11月)号の当健康エッセイにて、 私は「ストレスにも、善玉と悪玉がある」ことをお話しました。 おおよそ、次のようなことです。([]で囲んだ範囲) [身体に良いストレス=善玉ストレス(前向きな刺激); ・何かの発表など、乗り越えれば爽快感を味わうことができる試練 ・新たな、人やものとの出会い ・(大人だと)〆に追われた原稿書き(笑) など ⇔ 身体に悪いストレス=悪玉ストレス(後ろ向きな刺激); ・悪い習慣による生活からくるもの ・精神的に負のダメージが強い、暖か味のない言葉をかけられ、急に緊張したときなど 悪玉ストレスの作用の一つに、免疫を抑える はたらきがあります。 一方善玉ストレスには、悪玉ストレスのそのマイナスの はたらきを、 別のホルモンによって補うのです。] (一般にストレスと呼ばれているものは、悪玉ストレスをさします。) その別のホルモンとは、幸せホルモン(セロトニン)のことです。 □ 善玉ストレスが幸せホルモン分泌を促すことは、わかりました。 その善玉ストレスを一日の生活にどのように組み入れていけばよいか、 このあと考えていきたいと思います。 ●ゆったりするところと、緊張すべきところの区別 この2つをうまく組み合わせることによって、 幸せホルモンの分泌をいっそう活発にすることができます。 もちろん、その緊張とは善玉ストレスがもたらす良い緊張のことです。 悪玉ストレスがもたらす悪い緊張状態には、なるべくなりたくないし、 させたくもないものです。 ゆったりするところと、緊張すべきところ ーこのバランスの正確な割合については、 はっきり決まったものがあるわけではありません。 ただ、私が考える 良い緊張が保てる場の一日量は、 仕事以外に一日一イベントまでです。 (子どもさんの場合、単純に一日一イベントまでです。) 残りの一日の時間は、ゆったりリラックスできればと思います。 悪玉ストレスをできるだけ除くことによって、それも可能ではないでしょうか? |
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